HELLO ETHICAL
初めまして。 Casa & Co. ナカモリケンです。
2018年12月よりNext Commons Lab(NCL)湖南のラボメンバーとして滋賀県湖南市を拠点に活動しています。
社会に顕在化する様々な問題(人口減少、核家族、グローバリズムと貧富の格差、長時間労働、いろんな問題)に対して個別の課題を解決するのではなく、社会構造=オペレーションシステムそのものを、新たに発明することを目指し、かつてのムラ社会や共同体に回帰することなく、都市化・資本主義経済を極めるわけでもなく、「アップデートされた共同体」の形を探求することがNCLのミッションです。
NCL湖南では[OPEN ETHICAL]を含めた個人の好きをベースにした3つのプロジェクトの自走化と[しが農業女子100人プロジェクト]のサポートメンバーとして活動しています。

縦軸にアートとビジネス、横軸にローカル(地域)とグローカル(世界の地域)を設定しています。それぞれのプロジェクトは独立した形ではなく、有機的に繋がることをイメージして、全体を繋がる場所を「未来志向の公民館」プロジェクトと読んでいます。
「OPEN ETHICAL」で僕は何をするの?
僕にとって「ETHICAL(エシカル)」という考え方との出会いは12年前の2008年にさかのぼります。当時パリで開催された「エシカル・ファッションショー」に京都の企業さんが参加するお手伝いをする機会を頂き、非常に魅力を感じていました。

しかし当時は「エシカル・ファッション」という考え方は今以上に珍しく「ファッションデザイナー(メーカー)」ではない僕にとって活動に関わっていくことは経済的に苦しい状況にあり、その後、不定期にネットを通じて「エシカル関連」の記事を読んだりすることはありましたが、特に具体的な活動へとは繋がりませんでした。今回、仲間と一緒に「OPEN ETHICAL」を立ち上げる機会を頂いたので、個人的にはヨーロッパにおけるエシカルの動向を僕なりの方法で伝えていくことにチャレンジしたいと考えています。また「OPEN ETHICAL」を通じて、新しい出会いや共創に繋がることを愉しみにしています。
僕にとって「エシカル」とは?
エシカルというキーワードをネットで検索すると日本語で「倫理的」「道徳的」という意味の形容詞であると最初に目にします。「倫理」はethicsの訳語であり、その語源はギリシア語のethos「道徳」はmoralの訳語であり、moralの語源はラテン語のmoresだそうです。
ethosもmoresもその「慣習、習俗」と意味を持ち元はと言えば同義語のようで、様々な思想家によって言葉の定義は異なっているそうですが、習慣や道徳のような内面的なものも、法律のような外面的なものも合わせて、人びとの集まりの中に必ずできる決まりやルールなどのすべてを「倫理(ethic)」と呼ぶ考え方を前提としたいと僕は考えています。
またデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation : DX)という「ITの浸透が、人々の生活をあらやる面でより良い方向に変化させる」という概念やGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)と呼ばれるグローバルITが企業が私たちの自由と機会を増やす一方で、そのアルゴリズムによって私たちは振り回されている(参照:尾原和啓「Algorithm fairness」)という視座にも注意を払い、参加する誰もがこころねを分け合い、平等な経済システムを得ることを目指すため「エシカル+fairness(公平・公正)」について知識を拡張していければと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします
画像クレジット[earth]
Photo by Elena Mozhvilo on Unsplash
未来志向の公民館 公式WEBページ
Written by
ken nakamori
2018年12月よりNext Commons Lab(NCL)湖南のラボメンバーとして滋賀県湖南市を拠点に活動しています。
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