ヘンプ(麻)という素材について

2020.05.13

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FASHION

「麻」という植物をご存知ですか?
夏に着ることの多い素朴な素材感の布、という印象でしょうか。

「麻」という呼称は実は、靭皮繊維もしくは葉脈繊維から取り出す素材の総称で、例えばリネン(亜麻)・ラミー(苧麻)・サイザル麻などの、茎から繊維が取れる、もしくは葉の葉脈から繊維が取れる植物のことです。

ヘンプ・HEMP・大麻 とは、その「麻」の一種であり、本来『麻』と呼ばれると植物のことをいいます。

アサ科の1年草で、雌雄異株の双子葉植物であり、学名を”Cannabis Sativa L”(カンナビス・サティバ・エル)といいます。

成長すると約110日間で高さ3~4mに達し、茎の直径は2~3cmとなります。害虫や雑草にも強く、土地や水を汚染する農薬と化学肥料をほとんど必要としないため、農薬の空中散布なしでは栽培が難しい綿花(コットン)と比べるととても環境にやさしい作物です。

またすべての部位を余すこと無く活用でき、衣服だけでなく、近年よく知られているのはスーパーフードとしての麻の実やオイル、CBD/CBGオイルは病気の治療や健康食品として、また石鹸や化粧品の原料に、住宅用の建築素材、土に戻るプラスチック、紙、など茎とその外皮をさまざまに産業利用されています。

地球上、極地以外はたいていどこでも育ち、変化の多様性に富んだヘンプは石油と森林に替わる可能性を秘めた農作物として、また、様々な生活習慣病を改善する新しい健康食品として、医療の分野でも世界中で注目されています。

このように衣・食・住・医・エネルギーをすべてを賄うことのできる大麻からつくられる商品は、およそ50000種類にもなるといわれています。

多種ある麻の中でも最も天然の機能性にあふれ、人や地球環境にやさしく持続可能な未来創成に必要であると注目されるバイオマスの象徴的作物、エシカル(ethical)な素材、それが『ヘンプ』です。

hempfabric-organicでは、その中でも茎の靭皮繊維を原料とし、生産する「布」を取り扱っています。hempfabric-organicの生地の生産地中国ではこのヘンプの環境性や有用性を国をあげて推奨、生産しています。

​日本においても、神道の鈴縄や幣などの祓いの具に麻が使用され、着物や下駄の鼻緒や畳の経糸や蚊帳、漁網などなど、さまざまな生活用品として麻の繊維を使用していましたが、現在では作付けは免許制となり、神社の祓いの精麻をはじめその繊維製品のほとんどが輸入となっています。

また現在、生地においては、大麻布・ヘンプ生地は、家庭用品品質表示法という法律に基づき、指定外繊維と位置づけられ、製品にはそのように表示することを義務づけられています。(麻と表示されているものは、大麻以外の麻となります。)

その他、衣料産業は全体として、自然布の衰退、化学繊維への移行、大量生産、大量消費、不当労働による国外での生産、日本の自給率0.1%以下であることなど、さまざまな問題をかかえています。

この太古の昔から私たちと深いかかわりのある麻について、ヘンプという素材について、簡単に紹介させていただきましたが、今後さまざまな観点から、また麻だけでなく、エシカルファッションに関連する記事も書いていこうと思いますので、ご関心をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします!

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